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  • 執筆者の写真Mayako Nishi

マルチポテンシャライト


昔から何か一つのことをやり通すことが苦手だった。


いつも何かの分野でのプロになることに憧れて、何も極められない自分に失望していた。


色々なことに興味がでて、すぐに手を出して夢中になるけど、少し上手くなる頃にはもう満足してしまって次を探し求めるという連鎖。

何者にもなれない自分がひどくちっぽけで、一体何をやってるんだろうと無力感を感じていた。


人から色んなことができてすごいと言われても、自分の中では全部が中途半端で全然自信を持てなかった。


そんな私がある言葉に出会って自分を見る目が変わった。



マルチポテンシャライト

マルチ(multi: 複数の)+ポテンシャル(potential: 潜在能力)+アイト(-ite:人)



「多くのことに興味を持ち創造を追求する人」

興味のあることを見つけたらそれにどっぷりハマって、しばらくするとまた別のことを始める

一つのことを極めることなく色んなことを次々とやっていく

そんな生き方をするのがマルチポテンシャライト


マルチポテンシャライトの強みは

1 アイディアの統合

2 迅速な学習力

3 適応力



HSPの概念を知ったときと同じように

「えー!これって私だけじゃなかったの~!?」と驚き、

今まで持て余していた中途半端な自分や、すぐに飽きてしまう性質を肯定して、

何かのスペシャリストにならなくてもいいんだ、このままいってもいいんだ!とはじめて思えた。


マルチポテンシャライトのつながりで出会った人たちは色んなことをしてきた。

面白い人ばかりで、しかも心優しくて私が怖がって動けないときもそっと後押ししてくれた。

そんな経験があってこその今がある。

マルチポテンシャライトとの出会いがなかったら、もしかしたら今も自分は無理して何かのプロになろうともがいていたのかもしれない。



今月からノートと種まきというコミニティーを始めた。


そこに集まってくる人たちが、どこからたどり着いてきたのかと聞くと

HSP関連、マルチポテンシャライト繋がり、facebook、Instagram、note、料理のワークショップ、インテリア関連、Zine、子育て支援の活動

などなど私がやっている様々な活動から来ていて、その人達が本当にバラバラなのだけど、なんとなくみんな似たような感性を持っている。

私がマルチポテンシャライトだからこそ集まったメンバーたち。


自分がたくさんの扉を持っていることで、その扉からそれぞれの世界の人達が入ってきてくれる。

その扉が大きくなくてもいい。

小さい小窓でもいい。


ピアニストがデザイナーでもいい。

先生がサーファーで作家でもいい。

建築士がマッサージ師で主婦でもいい。

資格がなくても極めてなくても自称でもいい(法には触れないように)。


Instagramで家のリノベーションの投稿を見てフォローしてくれた人が、私の発信でHSPを知り、仕事に役立ててくれる。

私が読んだ本の投稿に興味を持ってくれた人が、オンラインの料理のワークショップに参加してくれる。

私のyoutubeを見て、連絡をくれて仲良くなった遠い外国の人と友だちになる。

いつの日か、お互いに会いに行くと約束している。


そうやって世界はどんどん広がっていって

器用貧乏で何者にもなれなかった自分はこんな素晴らしい出会いとチャンスを貰っている。


そしてそんな自分を愛せるようになっていることが何より嬉しい。

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